死にそうだった私が浮上した話
死にそうになったこと、ありますか?ありますよね?
きっと多くの人が経験すると思うのですが、私はこれまで2度、死にそうになったことがあります。
体ではありません。体はたぶん健康。心です。
本当に病んでいる人からみたら、ふざけるな!と怒られそうですが・・・
自分としては本当に死にそうだったし『死』の気配を感じた、つらい時期でした。
今回はそのお話をしようと思います。
死生観について
先日知人と話をした際、私の死生観が知人と違ってるっぽいなと感じました。
そのきっかけの会話がこちら。
私 「人って『生』と『死』の狭間を漂ってると思うんだけど」
知 「いや、間とかじゃなくて『生』だよね」
これ。
これは認識が違うな、と一発で分かりますね。
私の死生観としてはこうなっています。
- 生まれた瞬間は『生』100%
- 生まれてから死ぬまでは『生』と『死』の間
- 死んでしまえば『死』100%
そして何より、心と体は繋がっているので、心が死ぬ=『死』だと考えています。
たぶん、そこまで行ったら結局自殺になる。
心が弱いと、ちょっとしたことで『死』に近づいたり『生』に寄っていったりします。
心が強いと、ちょっとしたことではフラフラしません。
というのが私の考え。
ありがたいことに私の身体は多少の持病はあるものの、健康に生まれてきました。
だからいかにして心を『死』に近づけないか、が大事なのだと私は考えています。
死にそうになった件
私が『死』に近づいてると自覚することは今まで何度かありました。
その中でもかなり死にそうだったのは今まで2回。
そのうちの1回が、27才くらいの頃だったと思います。
特にね、何かあったわけではないんです。
でもね、日一日と心が閉じていくんです。
もう自分がどこに立っててどこを向いているのかが分からなかった。
目の前が真っ暗、というのがどういうことが分かりました。
その頃は会社勤めを始めて1年半ほどだったかと思います。
もともとコミュニケーション能力があまりない私は、友達付き合いを継続することが苦手。
高校までは同じクラスで必然的に毎日顔を合わせる子たちと仲良くしていましたが、大学以降は知り合いをうまく作れず(同じ高校の子はほとんど進学してなかった)、サークルでの知り合いはたくさんいましたが場当たり的な付き合いしかできず。
社会人になってからは高校時代の友人1人とたまに連絡を取るくらい、会社でも同年代はいなかったので友人と呼べる人はできませんでした。
そのせいかな?
今でも原因はよく分からない。
でもやっぱり目が死んでたんでしょうね笑
職場のおばさまが心配してくれました。
死にそうだった私を救ってくれたもの
そんな死にそうだった私は、「溺れる者は藁をもつかむ」の言葉を「あぁ、こういうことなのか」と実感することができました。
私を救ってくれたのは
- 飯田史彦さんの本 「生きがいの創造」
- カードリーディング
の2つでした。
1.飯田史彦さんの本 「生きがいの創造」について
私は救いを求めて本屋に行きました。
どうして生きているのか、なぜこの世に生を受けたのか。
そんなことの答えを求めていると、精神世界とかスピリチュアル系の分類にたどり着きました。
そこで出会った本が、以前にも紹介させて頂いた飯田史彦さんの「生きがいの創造」です。
もともと占いなどには否定的な私は、ただのスピリチュアル本では受け入れることができませんでした。
この本を受け入れることができたのは、著者がちゃんとした学者さんだったこと。
飯田史彦さんは経営学者で、大学の教授や講師などをしてきた方です。
著者が社会的立場を持ったまともな感性(つまりオカルト脳ではない)の方だったからこそ、受け入れられたんだと思います。
生きがいの創造 スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ (PHP文庫) [ 飯田史彦 ]
2.カードリーディングについて
私を心配してくれた会社のおばさまは、彼女の知人がやっていて彼女自身もたまに見てもらっているというカードリーディングを紹介してくれ、見てもらうことになりました。
カードリーディング、ってあまりメジャーじゃない言葉ですよね。
タロットカード占いとかなら有名ですが。
私がやってもらったカードリーディングについて説明します。
(※世の中の「カードリーディング」全てが同じものというわけではありません。)
私が体験したものの概要は以下になります。
- 使うのはオラクルカード、またはタロットカード
- カードを引くのは見てもらう人(つまり私自身)
- カードを読み解くのは見る人
ちなみにオラクルカードとは・・・
オラクルカードとは、カード占いに使うカードの一種で、何枚かのセットになったカードの中から、偶然引いたカード[3]を元に占う。オラクルカードは、書物占いをカードにして簡略化することで占いやすくしたもの[3]とされ、また、最も古いオラクルカードは1970年代に出版された[4]とされている。 オラクルカードのセットの枚数は様々であり決まっていない。
Wikipediaより引用
オラクルカードは「神様からのメッセージ」を伝えてくれるもの、らしいです。
図柄には神様や聖人、天使、妖精など、色々な種類のものがあります。
リーディング、とはそのまま「読み取る」こと。
引いたカードから、神様のメッセージが何を伝えているかを読み取ることになります。
カードリーディングは自分でやってもいいけど、神様のメッセージをうまく受け取る訓練をした人に読み取ってもらう、というのが多いかと思います。
私はタロットカードでやってもらいました。
そこで今までの自分、これからの自分などを見てもらったんですが、詳細はもう覚えてません。
ただ、このカードリーディングでかなり、心が楽になったことは覚えています。
私は占いとか信じない人間でした。
このカードリーディングはカードを選ぶのが自分自身だった、というのが受け入れられた理由だと思います。
そしてカードリーディングによって自分を認めてもらえた、ここに私が生きていることは何か意味があるんだ、と思えたことで救われました。
誰かに「生きてていいんだよ、ここにいていいんだよ」と肯定して欲しかったんですね。
心が死にそうだった時、私が救われたのはこの2つです。
その後
その後、カードリーディングを自分でもできるようになりたいと考え、見てもらった人を先生として習い始めます。
でもね、その先生がそういう流派だったのか?わからないですが、聞きたいことに対するハッキリとした答えは返ってこないんですよね。
「あなたが変われば、こうなるでしょう」とか。
「この問題をクリアできれば、よくなるでしょう」とか。
なので最終的にカードで答えを得ることはできない、という結論になりました。
でもカードリーディングをすることで、もやもやしていた自分の中が整理される感覚はいつもありました。
だからスッキリした。
それが良かったかな。
スピリチュアル系の本はけっこう読んだと思います。
色々書かれていたけれど、もうあんまり覚えていません。
でもたぶん、そこで受け取ったものは今も私の中で生きています。
現在は
本とカードとの出会いで死にそうだった私は何とか救われました。
そこで学んだことのいくつか。
- いい風に考えていれば、いいことがやってくる
- 自分の(魂の)段階が上がるにつれ、周りにいる人が同じ段階の人に変わっていく
- 必要なことが必要な時に起こる
実際、私がつらくてどうしようもない時や大きな決断を迫られる時、助けてくれた人たちがいます。
でもその人たちが今も近いかというとそうではないです。
その時、乗り越えるのに必要な助けがそこにあった。と考えています。
それはつまり、用意されていた?ような気もしています。
そして以後、段々と生きていくのが楽になりました。
苦境から抜け出すタイミングはなぜかいつも転職!とそれに伴う引越し。
まぁ私の生活の大部分の時間は仕事に使われていて、つまり職場という環境は精神衛生に大きな影響を与えているわけです。
それだけでもないけど。
これまで大きく2回、変化があり、都度以前より楽になっていっています。
そしてこれからも、より楽に変わっていくと(根拠はないけど)信じています。
昔の私だったら、こんな風には考えられなかったな~
やはり変わってますね。
もっと楽に生きていけますように。