霊感も何もない私が経験した、不思議な体験の話
学生時代に体験した、不思議な感覚のお話
不思議体験、したことありますか?
私はあります。
と言っても何かが見えた!とか、聞こえた!とかではない。
自分の中に全く素地のなかった感覚が、急に湧いてきたんです。
ある日突然、ふとそう思った
私が大学2年生の頃だったと思います。
ある日なんとなーく、「あれ?私、ステージ1つ上がったな」と感じました。
その時の感覚はすごく不思議だったのでよく覚えてます。
それまで全く考えたことのない、おそらくユングの集合的無意識的な感覚を、ユングなんて名前を知りもしない時に感じていたみたい。
私の感じたもの
私の感じたものは具体的に言うと次のものになります。
- 自分の意識できている部分(顕在意識)とは別に無意識(潜在意識)の部分がある。
- その無意識の部分は個人のものではなくおそらく全体(人類?)が共有しているものである。
- その全体が共有している無意識の部分でおそらくステージを1段上がった感覚を受けた。
ちなみにその時まで、無意識部分で全体(というか他人)と繋がっているなんて1ミリも考えたことはないし、ユングのことも全く知らなかった。
あとスピリチュアル(精神世界)方面についても「ス」の字も出てこないほど全く知識も興味もなし、な時。
この感覚を覚えた後、「これは何だ?」と必死に色々調べて、ユングの集合的無意識に近いのかな、という結論になったんです。
ユング 集合的無意識とは
ユング(カール・グスタフ・ユング)はスイスの精神科医、心理学者。1961年に亡くなられています。
集合的無意識、という概念を作った(発見した)人だそう。
ユングの患者であった精神疾患者らの語るイメージに不思議と共通点があること、またそれらは、世界各地の神話・伝承とも一致する点が多いことを見出したユングは、人間の無意識の奧底には人類共通の素地(集合的無意識)が存在すると考え、この共通するイメージを想起させる力動を「元型」と名付けた。また、晩年、物理学者のウォルフガング・パウリとともに共時性(シンクロニシティ=意味のある偶然の一致)に関する共著を発表した。
Wikipediaより引用
フロイトが潜在意識(無意識)を発見し、ユングが無意識には「個人的無意識」と「集合的無意識」があることを発見。
「個人的無意識」とは各個人に依存した無意識。その人だけのものになります。
それとは別に、人種、時代、地域に関係なく人類が共有してもっている無意識のことを「集団的無意識」といいます。
たとえば、全く交流などがなかった別の地域で古くから伝わる神話や宗教に共通点が多い、とかがそれにあたります。
そういう話、たぶん多くの人が聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
太陽崇拝だったり、海や自然を神格化したり。
言われてみれば確かにそうかも、と思いますよね。
私が感じたのは恐らくこの、みんなが共有している無意識なのだと思います。
顕在意識=現実世界、潜在意識=夢の世界、な感じです。分かるかな。
覚えてない夢(潜在意識)の中では、現実世界(顕在意識が認識している世界)のような世界が存在し、たくさんの人がそこにいて同じ空間を共有している、というイメージ。
それまで自分は独立した「個」だとばかり思っていたのですが、自覚のないところでみんな繋がっているんだ、と感じたんですよね~
その後何か変わったかというと
ちなみにその後、特に何も変わりませんでした笑
何かの声が聞こえたり、感じたり、ということもなく。あの一瞬だけ、その感覚に触れることができたようです。
そしてそれから6,7年ほど、社会人になってから精神的な死に非常に近いところに落ちた頃、出会った本があります。
(この時は「藁にもすがる」、という言葉の意味が分かるくらい何かにすがりたかった)
経営学者である飯田史彦さんの「生きがいの創造」です。
それが私が精神世界(スピリチュアル)に触れる入口となりました。
生きがいの創造 スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ (PHP文庫) [ 飯田史彦 ]
随分昔のことなので内容はうろ覚えだけど・・・(※以下、かなりうろ覚えです。手元に本もないので内容を勘違いしてる可能性もあり)
確か人の魂は修行のために地球上の人間の体に生まれ、死ぬまでに色んな体験をする。その体験はあらかじめ自分で決めている。
魂は大きな光(のような、宇宙の源のような)の一部である、といったことが書かれていたと思います。
つまり、「全」から派生した「個」として生まれてくる。根底では「個」は「全」に繋がっている、ということ。
かつて前述の不思議な体験をしたことのある私は、すんなりとその考えを受け入れることができました。
私たち個々が、本来同じものの一部である、という部分が同じかと。
だからこそ無意識の奥で繋がっている、という感覚を覚えたのかも。
で、その頃は色々精神的に参っていたこともあり、救いを求めてカードリーディングの勉強をしたりもしたけど・・・結局私には何も見えないし感じ取れないことがわかり、精神的にも落ち着き、スピリチュアルの世界からは離れました。
現在はというと
大学時代に不思議な体験をしてから6、7年後にスピリチュアルに出会い、3年後にはそこから離れ…現在は全く不思議なことも起きず、スピリチュアル方面への傾倒もせず。
あんな経験は今のところ1回だけでした。
(違う系統で不思議な経験はあったけど)
あ、でもスピリチュアル世界に触れるようになってからたまーに「あれ?」と思うことはありました。
部屋に飾る小物とか布類が好きで気づくとけっこう持っていたのですが、買った時には全然部屋に合わせられず棚に眠らせていました。
それがしばらくして引越ししたら、不思議と全部必要な場所に必要なだけ物が揃ってた、とか。
その時必要もないのに入手したものが遠くない将来ぴったり役立つこととかけっこうあった。
不思議体験をしてから20年近く、元々かなりネガティブだった私はだいぶ考え方が変わってきて、けっこうポジティブに物事を考えられるように。
これはスピリチュアル系の本をたくさん読んだことが一因だったと思います。
そしてそれを素直に受け取ることができたのは、かつての不思議体験があったからのような?
ガチなスピリチュアル人間ではないものの、何事も直感を大事にするようになったり、気が付くといい流れに乗れていたり。
あと昔より今の方が断然気持ちよく生きています。これはちょっとずつ段階が上がっていった自覚あり。
私が体験したような感覚を受けたことのある人、いるのかなぁ?
そこがちょっと気になってます。
不思議なことって、強く求めなくても起きるんですね。
そしてたぶん、必要な時に必要なものや体験がやってくるんだろうな、そう感じます。
みなさんはどうですか?